医療機関以外の場所でも活躍可能

看護師として働く場合、資格が准看護師と看護師の2種類に分かれています。この2つの資格の違いは、看護師が厚生労働省所管の国家資格、准看護師は都道府県別に発行される資格で、准看護師の場合は看護師の指示を受けながら働くことになります。
育成はどちらも看護専門学校が中心ですが、災害救助や有事に備えるために、自衛隊での養成も行っています。看護師の場合は看護専門学校以外に、大学の専門コースや看護短大にも育成向けのコースがあります。

看護師の職場は病院やクリニック等の医療機関がほとんどですが、医療機関以外にも職場があり、一般企業の産業看護師、教育機関の保健室での保健師サポート、献血ルームスタッフなど様々な場所での活躍が可能です。

医療機関以外の施設で比較的求人が多いのは高齢化社会で需要が高まっている介護施設で、看護師の転職先の中では高い人気を誇っています。
利用者の自宅へ向かう訪問看護師としての勤務もあり、この仕事は単発で行えるため、副業をしたい人に適した職場です。

産業看護師は比較的長く勤務する人が多く求人数は極めて少ない方ですが、勤務時間が会社の営業時間内で土日祝日の休みの所が多く、家庭を持っている人でも勤務しやすいです。産業看護師を希望する場合、求人数が少ないため見つけた際にはすぐに応募することが重要です。

教育機関の保健室での仕事は、新学期が始まる前後の3月から5月の間に求人が出ることが多いです。教育機関の保健室の場合は子供の急な体調不良や怪我に対応するもので、判断力が求められるものの残業が少なく、休日も行事がある日以外は土日が休みのため人気があります。